ISBN

ちょっと仕事よりの話です。書籍についているISBN(国際標準図書番号)は現在10桁なのですが、2007年から13桁になるそうです。これは出版社や書店にとっては結構大変なことで、消費税の税率が変わるよりも大きな騒ぎになりそうです。

ISBNってその仕組みを知らない人が多いようですが、たとえば、

4-●●●●●●-■■-5

となっているとすると、最初の「4」は国番号を表していて、4だと日本の出版物ということです。0と1は、アメリカやイギリスを中心とした英語圏の書籍、2はフランスを筆頭にフランス語圏の書籍、といった感じで分類されています。で、●の部分は、出版社記号。■は商品番号となり、最後の数字はチェックデジットです。出版社は一番最初に6桁の記号をもらいます。そうすると自然に商品番号は2桁分しか残らないので、00〜99までの100冊の本が出版できます。その後は、出版社記号は5桁になり、今度は1000冊の本を出版できます。そのようにしてどんどん出版社記号は、出版物の増加によって小さくなるので、書店でISBNを見て「この出版社、結構本だしてるんだな」などとチェックできます^_^;

ちなみに私の会社では、今は二次コード(5桁の出版社記号)を使っていますが、それを使い切るのは、まだまだ先の話になりそうです。