凹んだ一日(T_T)

1ヶ月弱前に車が故障して以来、気になっていることがありました。それはエンジンオイル。うちの車はかなりの走行距離を記録しているのに、もう1年以上もエンジンオイルを交換していないのです。ダンナはあまりメンテナンスに興味がない人なので、エンジンオイルをもう変えようと何回か提案したのですが、来年の車検のときでいいと言っています。で、自分で最近いろいろ調べてみました。そうしたら、たまたま地元ディーラーで今、キャンペーンをやっていて安くオイル交換ができるとのことだったので近日中に行こうと決心したのが今週の初めぐらいのこと。

今日、ayakaの英語教室に車で行き、帰りにそのディーラーの前を通りかかったら、空いている模様。しかも道路も空いていて右折入場しやすい状態だったので、立ち寄ることにしました。意外に時間がかかったものの、キッズスペースがあってayakaもご機嫌だし、ジュースなども出してもらって快適に過ごしました。

事件はその帰り道。ディーラーから右折で大通りにでなくてはならないのですが、夕方のラッシュが始まってしまったのか、全然車が途切れません・・・。あいにく、その場所が交差点近くだったので余計にでられない・・・。だいぶ待って、ちょうど合流したい車線に空きができたので、手前の車線を行く軽自動車一台が行き過ぎたら曲がれると出発したところ、あせっていたのか私のでたタイミングが少し早かったようで、私の車の左前方とその軽自動車の左後部が接触してしまいました(T_T)
交通事故です・・・。

途端にすごいパニック状態。すぐに路肩に寄せてみたら、軽自動車のおじさんが怒っていました。ディーラーの人が駐車場に入っていいといってくれたので、ディーラーの敷地内に車を移動させて謝罪。とりあえず、怪我人がいなくてよかったと安堵しました。

うちの車はバンパーがあたったようですが、うっすら傷がついてるかな?というぐらいの状態。先方の車は・・・・傷やヘコミがあちこちについていて、「どれが今の傷ですか?」と聞いてしまったのですが、指さされたところの傷というかワレには透明なガムテープがしてあって、「これは古い傷ですよね」って言ったら、そのちょっと下の擦れた傷がそうだといわれました。おじさんは「直してくれたら俺はそれでよしにする」と言い張りはじめていて、こんな傷だらけなのに、一番小さい傷を直すのかぁ、ついでに他も直すんじゃないの??と今度はそんな心配が。

警察の調書が終わったあとで、そのおじさんが私にどうしても修理依頼の現場までついてきてほしいと言いだしました。嫌だ、と思ったのですが、どうにも熱心だし、最初は怖い人かと思ったけどそれは関西風のしゃべりからの印象だったようで(香川県の人は関西っぽいしゃべりです)、どうやら私が他も直すんじゃないのかなと疑っているのを悟って、修理にだす現場に立ち会って欲しいらしいのです。当時、私は携帯電話を持ってくるのを忘れていたので、一旦自宅に戻らせてもらいました。ちなみに最初のときにはがんばって大通りにでていって事故をしてしまったのですが、裏側に細い道で出やすいところがあるのを教えてもらい、今度はそこからでました。最初からこの道で帰っていたらなぁと思うことしきりです。

で、ダンナと保険会社に電話連絡。保険会社の人からは、いろいろと適切なアドバイスをもらい、その後おじさんの車のディーラーへの修理依頼に立ち会う際の注意ももらって、すごく心強く思いました。で、もう一度、現場に戻りました。電話をしたりしていたからだいぶ時間も経ってしまったのですが・・。

さて、どんなところに連れていかれるのか。こちらも車だから怪しかったら逃げようと思っていたのですが、行った先は、ちゃんとしたメーカーの正規ディーラー。担当の人もとてもしっかりした人で、丁寧に修理の説明などしてくれました。おじさんはこのころには、すっかり丸いかんじの人になっていて、子供がいるせいでいろいろと時間がかかってしまうのも辛抱強く待ってくれるし、私のために飲み物を用意してくれたりも。ただ、そのおじさん曰くは、自分は悪くないから修理代を出して欲しいとのこと。ディーラーの担当者さんは、10対0はあり得ないと言ってくれたのですが、でもその点は譲らない様子。返事をちょっと待ってくださいと言って、その場は解散することとなりました。

おじさんが先に帰り、私が保険会社とダンナに事後報告の電話をいれていたところ、どうやら保険会社の担当者と今回の修理のディーラーの担当者は仕事上の付き合いがあるようで、その2人の間で電話がなされ、なんとなく私は足止めされることとなりました。今回の被害者のおじさんがいなくなったことだし、私は、一通りの電話連絡が終わったあとで、担当者さんに「他の部分のほうが傷やヘコミがすごいようですが、そういうのが一緒に直されたりするのではないですか?」と質問してみました。すると丁寧に、今回の事故の修理によりついでに直されてしまう箇所はあるけど、もともとの傷があろうがなかろうが修理の見積もりに変わりはありませんといってもらって、そっかぁ〜、と思いました。

今回の事故、どう考えても私の過失。保険会社に任せると9対1か8対2ぐらいの負担割合になるだろうと思いますが、修理代のおおよその見積もりを聞いたら10万前後。おじさんが負担すべき1万〜2万円を払うことでこの件が丸く収まるなら負担しようと決めました。担当者の方にもそう告げ、すっかり暗くなった混んだ道をいつも以上に緊張しながら帰り、自宅の駐車場に車を停めるやいなや例のおじさんの携帯にそのように電話連絡をいれました。

すっごく疲れる数時間が終わり、家についてからは放心。でも、すでに夕飯を急いで作らねばならない時間でもあり、ぼんやりしながら作っていました。そのときに携帯がなり、さっきの修理のディーラーの担当者さんから。「○○さん(例のおじさん)が、今さっき来て、正式に修理を依頼していきました。今後の修理代の請求などは全部うちの会社のほうでやることになりました。」とわざわざ報告してくれました。今回のことで知ったのですが、修理代の見積もりだけとって保険会社に修理代を振り込ませて、実際は修理をしない人もいるとか。おじさんはそう思われるのもいやだからということでお金のことは全部ディーラーにまとめることにしたそうです。最後に担当者さんから「今回のことはこれで終わりですから、もう気にしないようにしてくださいね」とやさしく言われて、不覚にもぐっときてしまい、電話を切ったあとにちょっと泣けてしまいました。

今回の件、当たり前ですがあたるとは思わないでいたのにあたってしまったことにひどく恐怖をかんじます。夜に帰ってきたダンナに「人だけは轢かないでよ」と言われ、さらに恐怖心が増してきました。今回は車を擦っただけですみましたが、あれが人だったらと思うとぞーっとして怖くてたまりません。もちろん夜は全然寝れなかったので夜が明けるまでインターネットで交通事故のことや安全運転について調べまくってしまいました。